国際線 燃油サーチャージ 値上げ

ANA、JAL共に、国際線 燃油サーチャージの値上げが発表されました。


ANA 国際線旅客「燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)」の改定を申請

1.適用期間: 2019年2月1日(金)以降の航空券発券分より
2.運賃額 : 次の運賃額を日本発着の国際線区間に適用(1旅客1区間片道あたり)


JAL 国際線「燃油特別付加運賃」の改定を申請

適用期間: 2019年2月1日から3月31日発券分まで
運賃額 : 日本発旅程 (金額はお一人さま一区間片道あたり)

 

「燃油サーチャージ」とは何か

さて、「燃油サーチャージ」を含め、航空券費用の内訳を理解されていますでしょうか?
今回、整理したいと思います。


ANA 燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)とは?
燃油特別付加運賃とは、原油価格の高騰に伴い、企業努力で吸収しきれない航空燃料費用の一部をお客様にご負担いただく追加運賃のことです。本来、航空燃料費用は航空運賃に含まれるべきものですが、航空燃料価格の不安定な変動に対応するため、またお客様にわかりやすく提示させていただくため、通常の運賃とは別に収受させていただいております。

航空券を購入するために必要な費用は、幾つかあります。
 運賃
 燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)
 航空保険特別料金
 空港施設使用料および現地空港税など(必要に応じて)

燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)とは、飛行機燃料となる原油の価格変動があるため、一般の運賃とは別扱いとし、原油の価格変動に合わせて定期的に見直しがされるものです。

航空保険特別料金とは、アメリカの9.11同時多発テロ以降に追加されたものです。
内容は下に記載します。

空港施設使用料、現地空港税は、前の「PSFC、PSSC、PFCと国際観光旅客税」の記事で書いています。

PSFC、PSSC、PFCと国際観光旅客税

 

国際線は、各運賃内訳が明確に記載されていますが、国内線については燃油サーチャージが明記されておらず、まとまった運賃として記載されています。
空港施設使用料は、個別に記載されています。

また、特典航空券を利用する場合には、別途燃油サーチャージが必要で、燃油サーチャージ分はマイル支払い等はできないため、直接の支払いとなります。

 

ANA 燃油特別付加運賃の改定について


ANA 燃油特別付加運賃の改定について

1.原則として本運賃額を2ヶ月間固定とします。設定された2ヶ月間は航空燃料価格の動向により運賃額を変更することは致しません。なお、関係国政府の認可状況に応じた変更については、この限りではありません。

2ヶ月毎の価格更新としています。

2.本運賃の改定指標となる航空燃料価格については、改定時点における直近2ケ月のシンガポールケロシン市場価格の平均を用いることとします。ただし、2015年4月以降分日本円の場合はその平均価格に同期間の為替レート平均を掛け合わせた価格を適用いたします。

金額を決めるための原価は、シンガポールケロシン市場価格の平均を用いています。

3.日本発旅程はシンガポールケロシン市場価格の平均に同期間の為替レートの平均を掛け合わせた価格が6,000円を下回った場合、本運賃を適用いたしません。
4.旅客1区間1片道あたりの設定金額は以下のとおりです。

現在(2018年8月1日から2019年1月31日ご購入分まで)の「9,000円以上10,000円未満」から、今回(2019年2月1日から2019年3月31日ご購入分まで)は「10,000円以上11,000円未満」の欄に値上がりします。

また、チケット購入においても、発地と購入地により対象通貨が異なります。
   旅程 ご購入地
(A) 日本発 全て
(B) 海外発 下記以外
(C) 海外発 欧州
(D) 海外発 英国

 

JAL 国際線「燃油特別付加運賃」

JALも基本的な考え方は、ANAと同じです。


JAL 国際線「燃油特別付加運賃」

航空燃油(シンガポールケロシン)の各日(*1)のスポット価格の2カ月平均に、同じ2カ月の為替レート平均で円換算した価格によって適用額を確定し、2カ月間固定いたします(*2)。
額改定を行う場合には、関係国政府に認可申請いたします。なお、2カ月間の平均燃油価格が1バレル当たり6,000円を下回った場合は、「燃油特別付加運賃」を適用いたしません。

*1市場においてシンガポールケロシンの売買があった日
*2関係国政府認可状況により、適用額・改定時期・適用期間が異なる場合もあります。

日本発着JAL国際線区間に適用される、お一人様1区間片道あたりの金額
Zone F以上につきましては、燃油市況が上昇した際に追加掲載します

現在(2018年8月1日から2019年1月31日ご購入分まで)の「ゾーンD 9,000円以上10,000円未満」から、今回(2019年2月1日から3月31日発券分まで)は「ゾーンE 10,000円以上11,000円未満」の欄に該当します。


JAL 日本発以外の旅程の場合はこちら

 

「航空保険特別料金」とは

さらに「航空保険特別料金」というものも課金されています。

ANA 航空保険特別料金

日本国内線旅客
※日本国内線の航空保険特別料金は2006年10月1日搭乗分より廃止し、相当額を運賃に組み込むことといたしました。

国際線旅客(*1)
日本でご購入の場合 → 1旅客1区間片道当たり100円
日本以外でご購入の場合 → 1旅客1区間片道当たり1.00米国ドルを発券国の通貨に換算した相当額
(*1)日本=カナダ・香港・メキシコ発着便およびブラジル発旅程には適用されません。

JAL 航空保険特別料金

ご購入場所 → 適用額(お一人様1区間片道あたり)
日本 → 300円
日本以外 → 3.20米国ドル
※カナダ・香港発着区間およびブラジル発旅程には適用されません。

 

まとめ

冒頭に記載した燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の価格改定は、2019年2月1日(金)以降の航空券発券分から適用されるため、国際線航空券は、2019年の1月末までに購入するとよいです。

勿論、特典航空券も同じ扱いですね。

航空券は生ものです。
燃油サーチャージも2ヶ月毎に見直しされますし、航空会社のルールも不定期に変更となります。
その時の相場価格の流れを確認しながら、購入することが大事です。

 

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