おはこんばんちは、弟子14です。

 クリスマス間近の羽田-ミュンヘン路線において、インボラビジネスクラスに搭乗したので、そもそもインボラって何なのかや、搭乗時の様子について写真を交えて紹介したいと思います。

インボラって?追加料金なしでビジネスクラスに乗れるんです

 インボランタリーアップグレード(通称、インボラ)と言って、“航空会社の都合”によって、エコノミークラスからビジネスクラス、ビジネスクラスからファーストクラスへ座席がアップグレードされることを指します。

 この“航空会社の都合”というのがミソで、元々インボラは、搭乗クラスの座席が足りなくなるために発生するもので、座席が足りているときは原則発生しないと言われています。座席数が足りなくなる原因として多いのは、エコノミークラスのオーバーブッキングによるものです。

 オーバーブッキングがなぜ発生するか?という点ですが、航空会社の気持ちになれば簡単で、航空機は人を乗せて初めて儲けが出るためです。キャンセルがそれなりに発生するので航空会社は、搭乗率を高めるためキャンセルを見越して座席を多く販売します。当然、当てが外れることがあるわけですが、ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスの座席数は決まっていますので、乗りたい人と座席数にミスマッチが発生します。

 通常期ではビジネス客が多いですが、ホリデーシーズンになるとビジネス客よりも観光客が多くを占め、その観光客の多くがエコノミークラスに搭乗するのでエコノミークラスにオーバーブッキングが生じやすくなります。

フレックストラベラー制度

 話が少しそれますが、国内線でゴールデンウィークや夏休みなどのホリデーシーズンに耳にすることがあるのが、

「ANA●●行き●●便に搭乗予定のお客様にご案内いたします。
当便は満席のご予約をいただいており、お座席が不足することが予想されます。
そのため、振替にご協力いただけるお客様を募集いたしております。
ご協力いただけるお客様はANAカウンターまでお越しくださいませ。」

 これがまさに同じ状況で、国内線ではフレックストラベラー制度と言うものがあり、協力金や協力マイルによってミスマッチを解消する制度です。

シップチェンジとタイプチェンジ

 オーバーブッキング以外で座席数が足りなくなる理由としては、機材変更(タイプチェンジ)によるものです。

 シップチェンジ : 当初の予定とは異なる機材に変更すること

 タイプチェンジ : 機材だけなく機種も変更すること

 OKA-SIN修行において、タイプチェンジでインボラに遭遇した弟子30の証言によると、

 クラスE(プレミアムエコノミー)を予約していた当初の機材788(169席)のビジネスクラスは通称スタッガードシート(ANA BUSINESS STAGGERED)と呼ばれるフルフラットになるタイプでした。タイプチェンジによりインボラで788(240席)のビジネスクラスに搭乗することが決定した弟子30の様子は以下の通り、

 ヒャッホーε=ヾ(*・∀・)/ ←インボラされてウキウキの弟子30

 しかし、いざ搭乗してみた弟子30の様子が以下の通り、

 。゚(゚´Д`゚)゚。 想像していたのと違う!

 そうなんです。同じ788(787-8)であってもシートタイプが違ったのです。

スタッガードシート クレードルシート
   

 弟子30の搭乗した788(240席)には、プレミアムエコノミー席の設定がないため、ビジネスクラスにアップグレードされました。しかし、ビジネスクラスのシートタイプは、通称クレードルシート(ANA BUSINESS CRADLE)と呼ばれるゆりかごタイプのフラットにならないシートでした。

ビジネスクラスはシート選びが肝心

 ひとえにビジネスクラスと言っても違いがあったなんて知らなかったという方にとっては、今後の旅を快適にする上でそこに気づけたのはラッキーかもしれません。どの機種でどのシートが適用されているかは、ANAのHPの機種・シートマップから検索可能です。

 やはり2016年12月の現時点で、ビジネスクラスと言えばスタッガードシートと言ってしまっても過言ではありません。クレードルシートを否定するわけではありませんが、快適性はスタッガードシートの方が断然上です。

 どんな違いがあるか写真で比較してみましょう。機種は略称で表記します。

 同じスタッガードシートでも789と788では若干仕様が異なっています。788は個室感が高く、プライベート空間を確保できるというメリットがあります。一方で、ハネムーン旅行などで大事な人と将来のことなど話しながら乗るにしては少し都合が悪いのです。その点、789のスタッガードシートは、個室感が少なくなるものの隣の席とは可動式の間仕切りで遮られるだけであり、2人並んで座りたいシチュエーションには適していると言えます。

789(246/215席)- ANA BUSINESS STAGGERED

788(169席)、77W(264/252/212席)- ANA BUSINESS STAGGERED

788(240席)、767(202席)- ANA BUSINESS CRADLE

772(306席)

772(223席)

767(214席)

737(120席)

インボラ率を上げて快適な旅を実現するには

 インボラは“運”の要素が非常に強いのですが、オーバーブッキング時のインボラ率をある程度高めることは可能です。

  • 上級会員ステータスを所持(特に、ダイヤモンド、プラチナ)
  • 予約クラスが上位(値段が高い)
  • 同乗者がいない

 先人の方々によって色々な考察がなされていますが、上記3つについてはほぼ間違いないと思われます。私見を加えると最近のANAのSFC封じは顕著なため平SFCがアップグレードされる時というのは、ダイヤモンド、プラチナがおらず、2つ目と3つ目の条件を満たしている時に限定されてくるのではないでしょうか。

オーバーブッキングを狙う機種選び

 オーバーブッキング時の条件をいくら満たしていても、そもそもオーバーブッキングが発生しないことには始まりません。

 実は、機種によってもオーバーブッキングの発生のしやすさに違いがあります。

 以下に国際線の機種、シートタイプと各座席クラスの座席数等を示しました。
ファーストクラスが「F」、ビジネスクラスが「C」、プレミアムエコノミーが「PY」、エコノミークラスが「Y」です。

 C/Y率は今回勝手に定義しましたが、この数字が大きいほどビジネスクラスの割り当て比率が大きい、逆にエコノミークラスの割り当て比率が小さいのでオーバーブッキングが発生しやすくなります。なお、Yには、プレミアムエコノミーとエコノミークラスの合算値を用いました。

 C/Y率が大きい上位3つは、772(223席)、77W(212席)、788(169席)になりますが、ここまで理解したあなたが狙うべきは77W(212席)と788(169席)のみです。

 エコノミークラスが混むシーズンに、上記2機種を選ぶことによってインボラ率を自ら上げ、スタッガードシートで快適な旅ができる可能性が高まるわけです。

機種 略称 座席数 シート F C PY Y C/Y率
B787-9 789 246 ANA BUSINESS STAGGERED 40 14 192 19%
B787-9 789 215 ANA BUSINESS STAGGERED 48 21 146 29%
B787-8 788 240 ANA BUSINESS CRADLE 42 198 21%
B787-8 788 169 ANA BUSINESS STAGGERED 46 21 102 37%
B777-300ER 77W 264 ANA BUSINESS STAGGERED 8 52 24 180 25%
B777-300ER 77W 252 ANA BUSINESS STAGGERED 8 52 24 168 27%
B777-300ER 77W 212 ANA BUSINESS STAGGERED 8 60 24 120 42%
B777-200ER 772 306 その他 35 271 13%
B777-200ER 772 223 その他 70 36 117 46%
B767-300ER 767 214 その他 35 179 20%
B767-300ER 767 202 ANA BUSINESS CRADLE 35 167 21%
B737-700 737 120 その他 8 112 7%
A320neo 320 146 その他 8 138 6%

インボラでビジネスクラスに搭乗 ~羽田-ミュンヘン~

インボラのタイミング

  • オンラインチェックイン
  • 空港チェックインカウンター
  • ラウンジ
  • 搭乗ゲート(いわゆるゲートピンポン)

 今回のタイミングはオンラインチェックイン時でした。

 シートは先ほども触れたフルフラットシートで、可動式の間仕切りがあるタイプです。

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 こちらがアメニティセット。

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ビジネスクラスの食事 ~とうふ屋うかい~

 食事は「とうふ屋うかい」の和食メニューを選択しました。

冬から春にかけての、日本の季節の移ろいをテーマにした料理をご提供します。「とうふ屋うかい」で長年愛される名物のとうふ料理と、その味わいをより一層深める彩り豊かな料理をお楽しみください。

前菜:胡麻豆腐、菜の花と筍の白酢和え、生湯葉とうにの生姜餡、一口稲荷寿司
主菜:百合根と舞茸の飛龍頭 ~ずわい蟹の餡かけ~
牛のしぐれ煮御飯

 アップグレードしていただいたANAに感謝して、おいしくいただきました。
おかげさまで快適なフライトとなりました。



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