おはこんばんちは、弟子14です。
本日の内容は、旅行上級者のエリートは必ず行なっている海外発券についてです。
国内の沖縄ピストンしか行っていない修行僧も必見です。
これもまた先人の方々が多数の記事を書かれていますので、そちらに全て任せてしまいたいところですが、私なりにまとめてみようと思います。
目次
修行僧も必見の海外発券とは?
日本国内にお住まいの方は、通常、日本発券を行なっています。
(;・`д・´) 日本人だし、そんなの当たり前じゃないか
という怒り混じりの声が聞こえて来そうですね。
一言で言うと、「出発地が海外のチケットを発券すること」を海外発券と言います。
「何かいいことあるの?」と思う人が一般的でしょう。
そういう人には、こう問いかけたいと思います。
「なぜ海外発券という言葉が存在すると思いますか?」
海外発券のメリットとデメリット
これについては、うまくまとめていただいていたので「ANA修行でマイルとポイントをぐるぐるっと!」のcharoemonさんの記事から引用させていただきます。
メリット
- 旅程の日程・時間の変更が無料あるいは安価で行える
- 日本からの発着便よりも搭乗クラスがUPしたクラスの予約ができる
- 日時の変更が可能なので長期の計画でも心配なし
- アップグレード対象の便も、日本発便より安く・アップグレードが狙える
- 日本のシーズンによる価格変動の影響を受けにくい、などなど
デメリット
- 海外発券のチケットを使う前に、先に現地に行く手立てが必要
- 閑散期に修行で使用すると、PP単価の効率が最高ではない場合もある
- ホテル込みの価格は、ツアーなどのパッケージ価格よりは高めとなる
- 常に片方のチケットが残る = いつかまた同じ工程をやる必要がある
- 日本からの往復価格よりも少し高めになる場合がある(日本発着の方がクラスが下となるチケットが多いため)、など
インターネットで公開できる、もしくは公開されているメリットはこれぐらいでしょう。
ここで挙げられているデメリットは、インターネットでは明かせないガチンコ式メリットに比べれば、
はっきり言ってどうでもいいレベルです。ガチンコ式メリットは、このガチンコブログでも公開することはありません。
海外発券のやり方
「ちょっと興味が湧いて来た!」という方のために海外発券の仕方を書きたいと思います。
2016年12月現在、やり方は非常に簡単です。
チケットの購入方法
1.国際線をクリック
2.出発地を日本以外にする
ANAはたったこれだけです(JALは昔ながらの方法)。後はクレジットカードで決済してください。
シンガポール発券
というだけだとちょっと寂しいので、先ほどのメリットとデメリットを実際に体感してみましょう。
覚えたての海外発券で「シンガポール発沖縄行」、予約変更が可能な「エコノミークラス(変更可能)」の条件で検索してみましょう。シンガポール出発の海外発券をシンガポール発券と呼んだりします。
なお、この記事は2016年12月上旬に書かれたものです。
出発日は年明けの2017年1月8日にしましょう。
お正月休みをシンガポールで過ごして、日本に帰ってくるためのチケットを発券するイメージですね。
旅行の計画としては遅すぎますが、直前まで休めるかわからないという方も多いので、急に仕事が休めるようになったが、呼び出されても帰れるように予約変更が可能なチケットが欲しくなったという設定です。
片道58,120円で、予約クラスはH(国内B)です。
予約クラスについては、また別の記事で書きたいと思いますが、この記事では予約クラスによって予約変更可否や価格が変わることだけ認識してください。
チケットの良し悪しの判断する尺度として「PP単価」というものがあります。
これは、「1プレミアムポイントを得るのに何円かかるか?」というもので、今回のチケットではPP単価10.7円です。
一般的な修行僧はPP単価10円程度なので、直前に予約するチケットにしてはまずまずのチケットと言えます。
日本発券と比較
しかしながら、比較するものがないとこのチケットが本当にお得なのか判断つかないと思いますので、日本発券と比較してみましょう。
海外発券の予約クラスHと同等の予約クラスのチケットを確認しますと、ほぼ1年先となる11月18日(土)出発のチケットで予約クラスUが同等の予約クラスになります。
予約クラスU/H/Qはマイルとプレミアムポイントの積算が同じであり、価格はU>H>Qの順でUが最も高く空席状況等によって変わります。
予約クラスUで価格が片道86,060円です。このチケットではPP単価15.8円です。
※同日程の海外発券で予約変更可能な最安値チケット「シンガポール→沖縄」は、往復81,140円(往路:39,980、復路:41,160円)で購入可能です。
ここで予約変更可否について比較するといずれも予約変更は可能ですが、海外発券の予約クラスHで「手数料なし」に対して、日本発券の予約クラスUで「手数料あり」になっています。
日本発券ではほぼ1年先の予約にもかかわらず、直前に予約する海外発券と同クラスのチケットと比較して、価格が高いのに制約がきついチケットしか買えません。
あまりに日本発券が高い高いというとANAから苦情が入りそうなので、一応補足しておきます。
予約変更不可の制約がガチガチの予約クラスSのチケットは安いです。
今回は一例をご紹介しましたが検索方法は非常に簡単なので、色んな国から出発するチケットを調べてみて海外発券が安い国を探してみるのもいいと思います。
海外発券で調べるとよく出てくるのは、今回紹介したシンガポールに始まり、ソウル、台湾、香港、バンコクあたりでしょうか?
就航したばかりのクアラルンプールやプノンペンあたりは最近記事を書かれている方が多いです。
海外発券の効果的な組合せ方とは?
これまでの流れに合わせて、OKA-SINをベースに考えてみましょう。
片道約5,000円の羽田-沖縄を有効に使いたいものです。
日本発券の間に海外発券を挟む(トランジット)
細かいことを抜きにして、シンプルに書くと以下のようになります。
このように1回目の日本-シンガポールの往復は、日本発券、海外発券ともに往路のチケットで行います。つまり、2回目の往復については、ともに復路のチケットで行います。
トランジットのみを利用するこの組合せが通常、最安値になります。
沖縄在住の方は、このループを3セットこなせば「プラチナ」になることができます。
沖縄在住でない方は、OKAをあなたの出発空港に設定すれば、羽田までの往復が約1万円になります。
(`・_・´;)関東在住だとHND-HND-SIN?
ここで使えるルールが、ストップオーバーです。
以降、関東在住の方向けの話が中心になりますが、地方在住の方にも役に立つと思います。
トランジットとストップオーバー
このいずれの単語も飛行機の乗換え時に使われる単語です。
国際線のチケットを購入する際にわかっておかないと困ることがあるので、用語の整理をしたいと思います。
トランジット
出発地から経由地(給油等)を経由して目的地まで乗継を含む全ての行程が同じ機材を使う場合をトランジットと言います。よく使われる単語ですが、実際にトランジットになることは少ないと思います。SFC修行僧が1日2往復するときは、同じ機材で引き返すのでトランジットですね(笑)
トランスファー
トランジットとの違いは、機材が変わることで、航空会社が変わる場合もあります。国内線から国際線の乗継などを考えると、ほとんどがトランスファーです。アメリカのように到着空港で入国審査を受ける必要がある場合などは必然的にトランスファーになります。
ストップオーバー(レイオーバー)
ストップオーバーは途中で24時間以上の滞在をすることを言います。ストップオーバーはイギリス英語、レイオーバーはアメリカ英語です。ANA、JALではストップオーバーが使われています。
トランジットホテル、トランジットエリア、トランジットラウンジ等々の単語が使われていることから考えると、乗継目的で空港に滞在することを「トランジット」と言っていると思います。
ここに時間の概念が入ってきますので、24時間以内の乗継をトランジット(正確にはトランスファー)、24時間以上の乗継をストップオーバーと言ってよいと理解しています。
日本発券の間に海外発券を挟む(ストップオーバー)
自由度が高い海外発券の国内線部分を切り離すと「沖縄旅行」が行きたい日程で行けることになります。
メリットは、シンガポールから帰ってきた後に続けて沖縄往復をする必要がなくなるので体力的に楽になります。デメリットは、PP単価が少し悪くなることでしょうか?
日本発券の往路の前の「HND-OKA」と復路の後の「OKA-HND」をどのように確保するかがPP単価に大きく影響します。
海外発券の間に日本発券を挟む
単純シンガポール往復で行うと以下のようになります。
ここで挙げた2回目のシンガポール旅行はチケットが完全に切り離されているので、目的地はシンガポールでなくても実施できることに気づきます。
そこで、仮に沖縄発のシドニー旅行を入れてみましょう。
この時、海外発券の国内線部分を分割できるチケットにしておくことで以下の旅程を組むことができます。
いかがでしょうか?片道5,000円のチケットを有効活用して、国内旅行(目的地は自由に選べばよい)+海外旅行が可能となります。
実家が地方の人が実家に帰る際のチケットとして利用したり、海外発券の活用方法は様々です。
チケットの有効期限が迫っている時やシンガポールに行きたくなった時に戻るというように、戻るタイミングの自由度が高い点がこのパターンのメリットの1つと言えます。
まとめ
- 出発地が海外のチケットを発券することを海外発券と言う。
- 海外発券には、日本発券と同じ予約クラスのチケットの価格が安いなどのメリットがある。
- 24時間以内の乗継をトランジット(正確にはトランスファー)、24時間以上の乗継をストップオーバーと言う。
- 海外発券は、トランジット、ストップオーバーや日本発券を組合せると「最低滞在日数」の制約を受けないなどお得な旅程を設定できる。
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アイキャッチ画像引用元:http://tk-web.xyz/
海外発券は繁忙期のチケットの値上がりの対処策と同時に、急な予定が入った時に変更が効くのが基本的魅力です。とてもまとまったブログで読みやすいです。
そして、海外発券するということは疑似で海外に拠点を構えるということになるので、発券場所についてある程度親しみが沸くし、その国のことをいろいろ調べることになる。異文化体験の出発点と言える。日本にいると見えないこともある、視野を広げる海外発券 お勧めだと考えている。
コメントありがとうございます!
弟子18さんの意見に同意です。
自分の身体とココロで感じる事が大事ですね。
海外発券のメリットに追記した方がいいかな